私にとってがんは、ちょっと前までは不治の病という、
怖いイメージがある病気でした。
私が子供のころから、がんにかかってしまう患者さんは多くて、
身近な病気でしたが、私にとっては縁遠いものでした。
ずっとそう感じてきたので、高校生の時、母が『がん』と診断されたときには、
とてもビックリしてしまいました。
母が罹ったのは、甲状腺がんという病気でした。
この甲状腺がんというのは、女性に多い病気で、
進行が非常に遅いのが特徴のようでした。
甲状腺の場所は、リンパに非常に近いので、
なかには、リンパを経由して、あっという間に
全身に転移してしまう方もいらっしゃるようです。
母の場合は、20年もので、幸い他に転移は見られず、
手術で切除してしまえば、命に別状はないとのことでした。
今まで大きな病気をしたことがなかった元気な母が、
突然、入院・手術という事態になってしまい、
私は、ただただ驚くばかりだったのを、よく覚えています。
このときにいつも元気でいるのが当たり前だと思っていた母の存在が、
いかに貴重なものなのかを実感しました。
結果、母の手術は成功し、術後の経過も良かったので、
長く闘病することもなく、いまではすっかり元気になっています。
しかし、なかには長く闘病しなければならなかったりする方も、
たくさんいらっしゃると思います。
患者さんも家族も不安でいっぱいだと思います。
そんなときに、がん治療と向き合う人の情報サイトで、
正しい知識が得られれば、少しでも不安が解消されるのではないでしょうか?